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大阪にいた若い頃、大変お世話になったトランペット奏者、プロデューサーの奥田章三さんが８日逝去されました。
'70年代に席巻したMBS毎日放送テレビ「ヤングおー！おー！」ではハウスバンド、歴史的名盤の上田正樹&サウス・トゥ・サウス「この熱い魂を伝えたいんや」では、お若い頃の演奏が聴けます。関西における、あらゆるレコーディングセッションや舞台で活躍されてきた重鎮。
私が現場でお目にかかるようになったのは、当時やっていたバンドが解散し、関西でのスタジオワークを本格的にはじめた1982年頃。しかし、奥田さんは大先輩だし、ホーンセクションの面々は強面・実力者ばかりだったので最年少の私はびびりまくって、いつも端の方におりました。その後、大阪に三和レコーディングスタジオがオープンし、奥田さんが三和スタジオのコーディネーターを始めた頃から御一緒させていただく機会が多くなり、特に中川昌さん作編曲の仕事ではファーストコール。
その後、時代はバブル景気へ突入。
朝から晩まで、弾いても弾いても譜面台から譜面が減らず無くならず、写譜家さんがロビーで待機し、中川さんが書いたスコア（総譜）からパート譜を起こしてはブースへ運び、我々が演奏していく...それが終わって次のスタジオ現場へ移動...。ABC朝日放送のナイトinナイトで芸人さん達の「のど自慢」の伴奏もやったり...そんな時代をご一緒させていただいた。
私が1990年に活動の場を東京に移してからは裏方的な仕事だけでは無くアーティスト活動もされていたが、脳幹出血で病床に臥された。

悲しいお知らせに呆然としております。
お別れにも伺えず、残念でなりません。
ご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈りいたします。

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wrote by Takahiro Hosoki

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